
CVD、MOCVD、ALDの全ての液体・固体ソース化合物は、成膜工程でプリカーサを供給するために蒸発させる際に冷えてしまいます。用途によりますが、温度の低下は2℃以上にもなります。
その温度誤差が生産量の減少につながります。
アメリカCeeVeeTech社が開発したTemperature compensatorは、液体や固体のソースに直接挿入された精度の高い温度センサーで、測定された温度からガス流量や圧力信号を補正してプリカーサの供給量を一定にします。
これにより、歩留まり向上、コスト削減、ソース寿命の延長、安全性の向上に貢献します。
MOCVD、CVD、ALD用プリカーサ安定供給ユニット
YG15 Temperature Compensator

特長
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CVDやALDの液体あるいは固体プリカーサを60mKの分解能で温度測定
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キャリアガスフローやアンプル/バブラーの圧力を調整して温度誤差を補う
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濃度誤差を0.4%以下にキープ
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複数個所で測定を行い、充填レベルの情報を提供
YG45 Dry Safety Precursor Source

特長
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供給ガス濃度の精度は0.4%以下
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温度管理されたThermosによるバブラー/アンプルのドライ環境下での使用
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Thermosは二次的格納容器の役割
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液体冷却材が不要
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信頼性の高い残容量測定
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複数点によるソース温度測定
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シングルバブラー – マルチプルラインモードが可能
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最大直径200mm、長さ500mmのバブラーに対応
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使用電力は200W未満